17 檜山 隆:熊本大学

「URAの評価とキャリアパス(人事制度)」
9月2日 9:00~10:30 大会場(8階ホール)

 平成23年度文部科学省「リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備」事業を契機として、現在、各大学、研究機関においてURAの整備が急速に進展している。しかしながら、日本ではURA配置の歴史が浅く、URAという職業や専門性についていまだ広く認知されているとは言いがたい状況にある。新しい職種としてのURAの職制の確立や、優秀なURAを育成・確保するためには、URAの評価とキャリアパスの構築が重要な要素になると考えられる。

 本セッションでは、北海道大学、大阪大学、熊本大学におけるURAの評価方法や、評価の活用(昇給、昇進、契約更新など)、及びURAのキャリアパス等を紹介し、URAの職制の確立、優秀なURAの育成・確保についてフロアを交えて議論する。





【セッションオーガナイザー・講演者】
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 檜山 隆(熊本大学 国際先端科学技術研究機構 機構長/シニアURA

平成26年4月より、大学院先導機構所属の卓越教授として、自然科学系国際共同研究拠点の拠点長、ならびにシニアURAを務める。また、平成28年4月設置の国際先端科学技術研究機構 機構長を併任。





【司会者】
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 本田 一貴(熊本大学 大学院先導機構URA推進室 URA)

医学系のポスドクを経て、2009年に熊本大学のURAとして着任。以降は、生命系部局の支援や、学内のテニュアトラック制の普及・定着に従事。平成28年度より研究系URAの総務担当として全学の研究支援を担当。



【講演者】
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 西島 宗明(文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課
 大学技術移転推進室 室長補佐)

文部科学省 研究環境・産業連携課 大学技術移転推進室 専門職、大臣官房会計課 総務班 法規係長、神戸大学 財務部 財務課長、大臣官房会計課 国有財産調査官、現職。



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 山﨑 淳一郎(北海道大学 大学力強化推進本部 研究推進ハブ
 URAステーション ステーション長)

山形大学教授、文科省研究環境・産業連携課技術移転推進室室長補佐、宇都宮大学学術研究部長、弘前大学研究推進部長を経て現職。文科省技術移転推進室ではリサーチ・アドミニストレーション制度の創設など研究環境及び産学官連携の施策の立案に関わる。弘前大学では文部科学省革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)の申請に参画、採択に貢献するとともに、対話型ワークショップのデザイン及びファシリテーターの任を担った。



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 菊田 隆(大阪大学 経営企画オフィス URA部門
 部門長/シニア・リサーチ・マネージャー)

流通系シンクタンクを経て1988年科学技術に特化した公益シンクタンクに入所。官公庁からの委託業務を担当。主として科学技術政策や研究開発システムに関する調査研究に従事。2012年10月に大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室URAチームに着任。国の科学技術政策や外部資金動向の調査・分析、大阪大学の研究力の調査・分析等の業務に従事。2016年4月から現職。