U-12 研究戦略を反映するURAの将来展望
  (モデレーター:徳島大学)




 URAの担うべき役割は多岐にわたり、その組織体制は大学によって様々である。本セッションでは、各大学の特徴を活かしたオリジナリティの高いユニークなURA活動を展開するための手法やノウハウを自己習得する場とする。先進的な組織改革を先導した講師陣から、それぞれの現場固有のノウハウを抽出し、未来につながる情報を共有する。また、個々のURAが、広い視野と将来展望を持ち、既成概念にとらわれない柔軟な思考と斬新な発想から自己改革を行う内発的動機づけの機会としたい。今後、URAが大学や社会にどのような貢献ができるかを真面目に議論し、多岐にわたる観点から将来展望について語り合う。



【セッションオーガナイザー】
嵯峨山 和美(国立大学法人徳島大学 研究支援・産官学連携センター リサーチ・アドミニストレーター)

【講演者】



菊地 博道(国立研究開発法人 科学技術振興機構 産学共同開発部 調査役)
 1985年4月、日本科学技術情報センター(現科学技術振興機構)に入所、情報部(データベース作成)、企画室、北海道支所、科学技術庁(出向)、広報室などを経て、2002年7月より開発部、知的財産戦略センター、産学連携展開部など産学連携業務に携わる。また、本年6月まで約3年半、産学連携学会の理事を務め、昨年、同学会の功労賞を受賞する。







山本 進一(国立大学法人岡山大学 理事(研究担当)・副学長)
 名古屋大学大学院生命農学研究科教授を経て、同大学農学部長・研究科長として部局マネージメントに関わる。その後、名古屋大学理事・副総長として大学全体の研究・産学官連携・国際交流のマネージメントを担当。この間、テニュア・トラック制の立ち上げ、海外URA制度の検討、大学ランキングの得失評価、大学評価、国際ネットワーク運営、等に従事する。総長顧問を経て、岡山大学へ異動し、研究担当理事・副学長として地方の基幹的総合大学の研究マネージメントに携わっている。この間、大学評価・学位授与機構客員教授として大学評価システム開発に従事するとともに、多数の国公私立大学の評価を担当。専門は森林科学。名古屋大学名誉教授。







梶谷 誠(国立大学法人電気通信大学 学長顧問(URA統括兼務))
1999年電気通信大学共同研究センター長に就任、
 (株)キャンパスクリエイト(電通第TLO)の設立を発起。
2000年電気通信大学長、2004年退任。
2004年国立大学法人信州大学監事(常勤)。
 同年、全国的産学官連携組織コラボ産学官設立を発起、初代理事長。
2008年国立大学法人電気通信大学長。
2014年退任。2010年スーパー連携大学院コンソーシアム設立、会長。
 現在、電気通信大学学長顧問(URA総括兼務)。


【司会者】





嵯峨山 和美(国立大学法人徳島大学 研究支援・産官学連携センター リサーチ・アドミニストレーター)
 企業で約10年、農薬(殺菌剤)の研究開発に従事。その後、JICAボランティア(中南米)を経て、徳島県内で企業発ベンチャーの初期運用に携わる。平成22年より産学官連携推進部で、本学のシーズを活用した産官学連携・地域産業連携および医工・農工連携の推進に努める。また、米国カリフォルニア州シリコンバレーを拠点とする国際イノベーション人材育成に取り組む。URA業務は、平成27年度より学び始めたばかりである。異分野融合型の先進的・独創的研究の推進を目指し、「失敗は成功の基」を信条にOn the Job Trainingに励んでいる。 Sustainability Scienceに関心が高い。