情報源:https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/event/20210205/
国立大学法人・大学共同利用機関法人では、第4期中期目標・中期計画策定に向けて、評価指標検討を含む作業が進められています。一方、日本学術会議研究評価分科会では、研究評価における定量的評価手法及び資源配分へのその利用の問い直しに関する提言案が作成されるなど、研究評価の課題に対する関心が徐々に広まりつつあります。
2014年以降開催されてきた人文・社会科学系研究推進フォーラム及びJINSHA情報共有会では、フォーラム運営ネットワーク校が中心となり、人社系研究における研究評価の課題について継続的に議論を進めてきました。その中で取り上げた「責任ある研究評価」という概念は、人社系研究に限らずあらゆるステイクホルダーによる評価方法の見直しを求める包括的な概念として注目されています。JINSHA情報共有会では、2021年、この「責任ある研究評価」に焦点を当て理解を深めるとともに、評価に関する継続的な議論の場を設けることとします。
初回となる今回は、大学・研究機関にとっての「責任ある研究評価」とはどのようなものか、日常の研究活動・機関運営にどのように関係するのか、海外のスピーカーからの話題提供と国内のスピーカーからのコメントをもとに議論し、理解を深めることを目指します。
日時:2021年2月5日 (金)16:00~18:00
場所:Zoomウェビナー 同時通訳付
参加方法:申し込みフォームからお申し込みください
対象:研究者、URA等大学・研究機関職員、省庁関係者、助成団体関係者等
スピーカー(敬称略):
・James Wilsdon(Digital Science Professor of Research Policy. Director, Research on Research Institute (RoRI), University of Sheffield)
・Justin Zobel (Pro Vice-Chancellor, Graduate & International Research, Chancellery (Research and Enterprise) and Redmond Barry Distinguished Professor, School of Computing & Information Systems, the University of Melbourne)
・後藤由季子(東京大学薬学部・教授、ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)主任研究者)
・押海圭一(人間文化研究機構・特任助教)
主催:京都大学学術研究室(KURA)、人文社会系URAネットワーク幹事校(大阪大学、筑波大学、琉球大学、京都大学、早稲田大学、北海道大学、横浜国立大学、中央大学、広島大学)